PPAPが受けてるワケ。
はい。タイトル通り、今回はPPAP(Pen Pineapple Apple Pen)がどうしてこんなに話題になっているのかについて探っていきたいと思います。
千葉県出身のシンガーソングライターの”ピコ太郎”さんが歌うPPAP。
この動画をYoutubeで流したところ世界中で大反響!!(ジャスティンもお気に入り)
今では再生回数がとんでもないことになっているんです。。(広告収入いくらなんだろう??)
では、どうしてこんなにも人気なのでしょうか、、、
アイデア1:真似しやすい
youtubeなどで人気になる動画の共通点として真似のしやすさが挙げられます。例えば、Pharrell WilliamsのHappyだったり、AKB48の恋するフォーチュンクッキーなどもそうですよね
アイデア2:風貌(服装)
今回、人気の理由として外国人からの支持が絶大なことが挙げられます。この珍しい服装が外国人受けしたのでは?と考えています。
アイデア3:おっさん✖️リズム
記憶に新しいと思いますが、ちょっと前にお隣韓国の歌手PSYさんの”カンナムスタイル”が世界中で大流行しました。この時もおっさんがリズムに合わせて踊っていました。
アイデア4:ワードの組み合わせ
今回の動画で、特に特徴的なのはワードの組み合わせです。PenやAppleなど、単体の単語の意味がわかっているものを組み合わせていることがこの動画のミソです。知っている単語の組み合わせだから単純で覚えやすく、見ている時や見終わった後に口ずさんでしまうんです。
以上がPPAPに対しての僕の見解ですが皆さんはどうお考えでしょうか。もし、これ以外に面白いアイデア等ありましたらコメントお願いします。
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コカコーラとペプシの戦い(協力?)
ネタ:スーパーボウルでのコーラのCM「Coke Chase」とペプシの「Behind The Scenes」
<コカコーラのCM:Coke Chase>
こちらがコカコーラがスーパーボウルで流したCM。西部劇っぽい人、マッドマックスっぽい人、キャバレーとかにいそうな女性たちが巨大なコーラに向かっていきます。
こちらのCM自体はとてもクオリティが高いCMなのですが、ここにペプシが面白いCMで追随します。
<ペプシのCM:Behind The Scenes>
なんとコカコーラのCMの出演者が舞台裏ではみんなペプシコーラ好きという設定。楽屋的なところで出演者がペプシ自販機が故障して大騒ぎになっています。隣にコカコーラの自販機があるのに。。。
コカコーラのCMがスーパーボウルで注目を集めたのに、舞台裏では実は・・・という演出が面白いCMです。正直日本でこう言う競合CMは難しいかもしれませんが、得られる知見はあるものだと思います。
アイディア:人の文脈に完全乗っかりコンテンツ
人の文脈に乗っかる手法で思い浮かぶのは笑点などの大喜利。ある人がネタを言った後にそれに乗っかる形でオチをつけるのは、おちょくる手段としてよくあります。また大統領選などディベートの場でも相手の話に乗っかって話を展開するのはおちょくるのと同時に後から話したほうが優位な印象を与えます。
と言ったように何か人の発言に被せる手法はユーモアとして良い手段になるのでしょう。もちろん拡散力としては事前に言った人の発信力が大きいほどコンテンツとしては強くなります。ディベート、発信のし合いなどの場で考えてみても良いのではないでしょうか。
えちりん
コーヒーを飲むと、IoTでマシンと友達とつながるネスカフェ バリスタ i
ネタ:ネスカフェ バリスタi
ネスカフェが新しく出したコーヒーマシン「バリスタi」。バリスタiと自分が持っているiphone7をつなげることで、いろいろなことができるのだけど、面白い機能は主に下記3つ。
①コーヒーと自分好みのコーヒーを作ることができる、予約などができる。
②コーヒーを一杯飲むごとにネスカフェの「ネスカフェ ワクワクポイント」をもらえる。
③コーヒーを飲んだ後の気分を投稿し、家族や友人と繋がれる。
正直友人とコーヒーを飲んだ感想をイチイチ共有することはないかなーと思っていまいますが、それぞれの機能には将来性を感じます。
②のように、家の中での飲食に関しては基本企業側は確認することができないため、そこでの行動をデータを取れるのはとても大きな価値があるように思います。例えば単純に家でどのような味のコーヒーが飲まれているかっていう調査もできるし、コーヒーを家で飲む頻度も分かるわけですよね。
アイディア:日常行動のハブ
これは今回の件だけではないんだけど、ネスカフェさんはコーヒーを個人の嗜好性の現れ、コミュニケーションツールと捉えているように思います。つまりコーヒーの利用の仕方などを捉えることで個人の属性データや行動データが取れるということを狙っていて、そこの促進剤としてポイント付与にしようとしているのかな。このようにコーヒーが持っている特性、また据え置き機という特性をうまく使っているように思います。
パッと浮かぶこういったハブとして使える他のものというと、会社の複合機が浮かびます。複合機ってGmailみたいに情報の読み取りと広告ツールとして使うこともできたのではないでしょうか。
イメージとしては複合機に広告ディスプレイをもたせてその代わり費用を安くする。そこで印刷またはコピーされる内容をテキストマイニングして適した広告を複合機の広告ディスプレイに表示させる。複合機を売っている会社は、もちろん置いている会社の業種などはわかるので属性データと行動データからターゲティングできるわけです。もちろん機密情報をテキストマイニングしている件はつっこまれますが、Gmailの要領でうまくかわせればうまくいったりするんじゃないかなぁ。
えちりん
ファッションで環境問題をアピール
ネタ:大気汚染のレベルによって服のデザインが変わる
http://www.difa.me/articles/aerochromics
自分を表現するツールの一つであるファッション。そのファッションで環境問題に関して発信していこうという試みです。大気の汚染状態によって柄が変わるこのシャツはただ着ているだけでその場の空気の汚さがわかりますよね。面積が大きい分、着ている人だけでなく周りにいる人たちにもそのインパクトは大きいと思います。
アイディア:テクノロジーと融合することで自己表現の仕方が変わってくる
ある心理学者の方は、その人の着ている服や仕草から、その人の性格がわかってしまうといいます。
それぐらい、ファッションというのは自己表現のツールであり、その人の性格も現わされるものだと言えます。そこにテクノロジーが融合することによって、その表現力は増して、例えば緊張すると服の色が赤くなる、好きな人の前ではピンクになる、など更に個性溢れるものが生み出されていきそうですね。
ここまでいくとプライバシーがなくなると思ってしまうかもしれませんが、これからファッションの世界が生み出すものをもっともっと楽しみにしていきたいと思います。
さおりん
コミュニケーションを促進するコカ・コーラ
ネタ:Coca-Cola Friendly Twist
少し古い2014年のコカコーラの施策です。
大学の新入生たちにコカコーラが無料で配られるのですが、そこコカコーラが一人ではフタが開けられないようになっていて、フタを2つのコーラのフタを重ね合わせて回すことで開けられるような仕組みになっています。
つまり新入生2人が協力すればコーラを開けて飲むことができ、その時にコミュニケーションが生まれ、開けた後はコーラを飲みながら二人で話すという仕組みです。
コカコーラはこの取り組みでは単なる飲料メーカーでなく「コミュニケーションを演出する」というスタンスでいます。
アイディア:出会いの場、初めましての場
出会いの場はお互いコミュニケーションを取りたいけど取れない、と言うジレンマの場所。新入生に限らず出会いの場にはいろいろなチャンスがあるはず。
例えば新卒入社、合コン、お見合い、企業訪問などなど。
合コンを盛り上げるちょっと変わったZIMAとかあったら普通に売れそう!
お金で幸せは買えない
ネタ:自分のお給料を下げて会社に貢献した社長が家族に訴えられる
http://gigazine.net/news/20151026-company-pay-employee-70000-dollar/
少し前の話になるのですが、昨年4月に自らの収入を10分の1にまで下げ、社員の最低賃金として7万ドルを確保すると宣言したクレジットカード処理会社Gravity PaymentsのCEO、Dan Price氏。実際に有言実行した結果、70人の従業員が昇給し、そのうち30人の給料は倍以上に増やすことができたそうです。SNSやニュース動画により、この影響は大きく広がり、会社には1週間で4500通を超える履歴書が送られてきたり、アメリカ各地で最低賃金についての討論が開かれたりと、一つの社会現象のようになっていました。
自分の給料を下げたことで、社員にも会社にもポジティブな結果が生まれたのですが、一方で、Price氏自身の兄であり、共同設立者であるLucas Price氏が、“CEOは今まで自分の給料を高額に設定していた、会社のお金を個人の目的のために利用していた”として訴訟を起こしました。またメディアからも、直後の反応とは逆に“Price氏がニュースやSNSを利用して自社の評判を広めた”などと非難が相次ぎ、その結果、Price氏は持ち株を全て売り、年金貯金を空にして、2件の不動産を抵当に入れ、合計で300万ドル(約3億6000億円)の私財を会社に投じることになりました。
アイディア:その人の人格と行動が一致していないと疑いが生まれる
会社のために自らのお給料を下げたPrice氏ですが、初めの好印象から一転、身内からの訴訟や相次ぐ非難が起きてしまいました。
私は言葉よりも行動の方がその人の人格を現していると考えています。今回のPrice氏のケースで考えると、それまで年間110万ドルも稼いでいた億万長者の方が、お給料を下げ、社員の方の給料を上げるとなって、何か裏で企みがあるのではないのか?という疑いが生まれたのではないでしょうか?自身のお給料に関しても、Apple社のスティーヴジョブスのようにお給料ゼロというところまで振り切るわけではなく、7万ドルは貰うというところも、やっぱりお金は欲しいんだ………という考えに繋がったのではないでしょうか?
その結果、ネガティブなイメージが作られ、この一連の政策は会社のアピールだという非難が生まれたのだと思います。
会社自体は売り上げも上がっており、好調のようなので、これからのPrice氏の行動を見てみたいなと思います。
さおりん
使いようによっては強い?覗きネタ
ネタ:島耕作のスマホが見放題
少し昔のネタですね。
島耕作のスマホの中身を見放題というコンテンツ。面白いのは島耕作の細いスケジュールやメールの内容など多忙な島耕作を観れるだけでなく、個人のチャットでの不倫のやりとりなども見れること。
島耕作のような漫画上で立派な方のビジネスの裏側、私生活が見れてしまうのが面白い点。
アイディア:覗きコンテンツ
なんてったって、人の私生活や裏側をこっそり見れる点が面白い!
正直これをリアルに置き換えたら倫理的な問題はあるものの、人のこっそり行っていることを覗き見れるのは面白いもの。特に権力者の不倫、汚職などが見れるなどはとっても強いコンテンツになるはず。そう考えるとその人のイメージと逆のものが見れると、それはエンタメ性が高いと思われる。例えば半沢直樹のスマホのチャットを覗きみると強く言いすぎたことを他の人に相談してる、など。
正直使えるシーン・活用方法は限定されるものの、転用できればかなり強いコンテンツになると思われます。